勇気を奮い立たせるもう一つの子どもの叱り方について

子どもを育てていく過程で、しつけ・教育は誰しもが頭を悩ませるテーマです。

小さな子どもは、大人が期待するようにサクサク予定通り動いてくれませんし、宿題をやらなかったり、ハウスルールを守らなかったりして親としてもどうしてもイライラしてしまいます。

うちも2歳になる娘がいますが、テーブル登山、室内野球、床トランポリンとなかなかの暴れっぷりです。笑


もちろん、ダメなものはダメ。それはわかってほしいですよね。



でも、怖い顔をして「それはダメ!」と言うことだけが、子どもの行いを改めさせる叱り方じゃないんですよ。


これは大人も一緒ですが、言葉一つで受け手側の印象が変わり、シュン…となるよりも勇気が湧いてくる…!そんな叱り方をご紹介します。

目次

本当のあなたはこんなもんじゃない

基本的に、親は子どものことを一番観察できる存在です。


その子が産まれたときから現在まで、ずーーーっと近くで観察してきたから、子どもがどんな性格をしていて、何が得意で何が苦手なのかをよくわかっていると思います。

片付けがちゃんとできたとき。親の家事を手伝ってくれた時。約束を守ってくれた時。習い事に夢中になっていろいろ学んだことを離している時。

それを裏付けるエピソードもたくさんあるかもしれませんね。親ならば誰しも「こうなってくれたら嬉しいなぁ」という漠然としたイメージを子どもに抱くでしょうし、実際にそうなってほしいと期待しながら子育てに臨みます。


で、万が一子どもや言うことを聞いてくれなかったり、ダラダラと宿題や手伝いをやらないことが続いたり、「これはアカン」っていうシーンになり、我慢の許容量をオーバーした辺りで改善の声掛けをする、と。


そのときに、こう言ってみて欲しいんです。


「本当のあなたはこんなもんじゃないんだよ」と。


この一言で何が変わる?ちょっと大げさじゃない?

そう思われるかもしれませんが、体験上、この言葉はずーーっと心のなかに残り続けて、その人の「根拠のない自信」を支える糧になる可能性があります。

よくわからないけど、力が湧いてくる。30代の大人でも。



実はこれ、最近読んだ篠原信さん著「子どもの地頭とやる気が育つおもしろい方法」という本に書いてありました。

現横浜市長で元BMW東京の代表取締役林文子さんが、社員に対して書けた言葉だ、と紹介されていたんですが、実は個人的に同じようなことがあったんです。

それは僕が30歳をいくつか過ぎた頃、地元のインフラ関係の会社で管理職をやっていたときのこと。


当時の僕は、出世はしたけれど会社員として働くことに疑問を持っていて、「ここでこのまま働き続けて本当にいいのかな…」とくすぶっていたんです。


で、休憩時間、会社の商品や資材を保管する倉庫でMさんという50代の部下だった方から、こんな言葉を頂きました。


「Nさんって(僕)、ここよりもっと活躍できる場所あるよね」
「こんなとこで終わるのはもったいないと思うよ」


立場上は上司と部下という関係だったけど、温厚な人柄で人間性も暖かく、僕は人生の先輩として尊敬してました。
実際すごく仕事が出来る人なので大好きなオジサンだったんです。


そんな人に言われた「あなたはこんなもんじゃない」が、10年近くたった今も僕の心のなかで根拠のない自信を支えてくれてるんです。

信頼してる人の言葉って、めちゃくちゃ響く


人は自分を客観視することは難しい。だから、信頼できる他者からの「自分像」を頼りに、見え方や振る舞い方を気にする生き物ですよね。


だけに、『信頼している人』の言葉ってめちゃくちゃ響くんですよ。自分軸の強さもあるのでしょうが、もう、あなたがいうならそうなんだろうねって有無を言わさず信じてしまう力がある。

36歳で独立起業を決意した時、何度となく、Mさんの言葉を思い出しました。勇気づけられて、根拠のない自信を持つことが出来た。

「そう、本当の俺はこんなもんじゃない…」


それは一歩間違えれば余計な自尊心を助長するデメリットもある気がするので「ここぞ!」のときに使うのが良いと思う。

「本当のあなた」を取り戻すための救済の言葉なのかも



大人でさえこうなんだから、まだ自分軸が固まっていない子どもなら、なおさら。

「お父さん(お母さん)がそう言うなら、きっとそうなんだ」

信じないわけがないと思うんですよ。


朝寝坊しちゃう。
宿題サボっちゃう。
門限を守らない。
借りたものを返さない。
学校をサボる。仮病、ウソ。
万引やタバコ、暴力など。

軽いものから重たいものまで、いろいろです。


「ダメ!」と言われそうな行いをする時、
案外自分でも「これやったら怒られるかもなぁ」
と想像しながらやってることって多いと思います。

だから叱ってほしい。自分の間違いを止めて欲しい…
そんな助けを求めながらマイナス方向に引っ張られてしまうとき、

「本当の自分はそうじゃないんだよ」

この言葉に救われることって本当にあると思うんですよ。
その場ではわからなくても、あとあとになってジワッと湧いてくる
勇気の源にはなり得ると思うんです。

ただし、信頼関係がない「本当のあなた」は逆効果なので注意



もちろんこれは、子どもの意思を無視して親の一方的なイメージを押し付けたり、子どもを自分の人生のリベンジのために活用してはいけません。

そんな魂胆、間違いなく子どもは見抜いてるし、
相手を信頼し思いやらない「本当のあなたは…」はむしろ逆効果。


だからこそ、日頃の関係性づくりは当たり前に重要ですし、親は誰よりも子どもの観察者となって、子どもの特徴や性格を熟知した上でのアドバイスをしてあげるのが良いんじゃないかと思います。

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